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- デジタル点灯管プロ
点灯管は、スターター式(グロー式)照明器具の蛍光ランプを点灯させるために欠かせない部品。しかし、従来のグロー点灯管には、「寿命が短い」「点灯までに時間がかかる」「チラチラとフリッカーが発生して煩わしい」「寒冷地環境で上手く点灯しない」といった問題がありました。
ディーシーティが開発した「デジタル点灯管プロ」は、グロー点灯管の問題点をすべて解消した新しい点灯管です。マイクロコンピュータ(ASIC)制御による新技術で、ランプ点灯に必要な電極(フィラメント)予熱とランプ放電を開始させる高圧パルスの発生を0.02秒以下単位で最適化コントロールすることにより、点灯時にランプにかかるダメージを最小限に抑え、ランプ点滅寿命を大幅に伸ばすことに成功。こまめな照明On/Offによる省エネ効果、ランプ長寿命化=照明メンテナンスの手間削減、そしてランプ廃棄量の低減による環境負荷の低減が可能になります。
蛍光ランプは点滅回数によって寿命が決まるとされています。つまり、省エネのためにこまめな消灯をすると、蛍光ランプの寿命は短くなってしまうのです。しかし、デジタル点灯管プロなら、マイクロコンピュータ制御による電極予熱時間および印加高圧パルスの最適化によってランプの点灯に必要なエネルギーと衝撃を最小限に抑え、蛍光ランプの点滅寿命を飛躍的に延ばします(最大30倍)。また、従来のグロー点灯管と比較して点灯管自体の定格寿命も約50倍と飛躍的に延長します。
蛍光ランプが寿命を迎えると、細かなちらつき(フリッカー現象)が起こります。このとき、従来のグロー点灯管を使用していると逆電流放電が起こって安定器が短命化、最悪の場合は加熱火災を起こす危険がありました。
デジタル点灯管プロは、ランプ点灯の有無を内蔵ソフトウエア・プログラムにて自動的に検証・確認し、点灯すると同時に電源電圧とランプ電圧を監視する「モニターモード」に入ります。モニターモードによって安定器の過熱などを自動遮断し、安全面を確保するのです。
グロー点灯管や他社の電子点灯管を使用した場合、多灯ランプ使用時や寒冷地における使用時、そして電源電圧の変動によりランプ不点灯がたびたび発生していました。
デジタル点灯管プロは、マルチ・パルス点灯方式を採用することで、多灯ランプ使用環境や電源電圧変動によって電圧が低下した場合も自動的に再始動(再点灯)を行います。また、マイナス温度環境下であっても、ランプ予熱&パルス電圧印加シーケンスを複数回実行することで問題なく蛍光灯を点灯させることができます。
従来のグロー点灯管と比べて点灯がすばやく、チカチカ点滅することもありません。
点灯管の定格寿命 | 従来の約50倍 |
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蛍光ランプの点滅寿命 | 最大約30倍 |
点灯スピード | 約0.5秒?0.8秒 |
ランプ不点灯リスク | 大幅低減 |
デジタル点灯管プロの導入によって水銀を含んだ不燃ゴミが大幅に減少されるため、エコマーク企業にもおすすめです。また、ランプ交換メンテナンス出動回数を大幅に削減できるため、ビル・マンションおよびエレベーターなどのメンテナンス事業者様には、大きな経費削減そして環境会計効果がもたらされます。